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2008年2月18日 (月)

どうなっているのニッポン

Iwaizawa 2月15〜16日と1泊で北海道・岩見沢に行った。わずかな時間だったが、さまざまな体験をした。一番ショックだったのは、岩見沢駅前がシャッター通り(写真)になっていたこと。人口9万人で特急も止まるところなのに、メインストリートは壊滅状態だった。その一角にあった3階建てのビルに「グッドウィル」の文字がみえた。地域が破壊され、仕事がない人たちが「グッドウィル」を通じて、都会に出稼ぎに行く構図そのものだった。

交通ではアクシデントに見まわれた。新千歳空港に到着してJR快速に乗ろうとしたら、「人身事故」が発生したため止まっているとのこと。仕方なくバスに切り替えたが、2時間も遅れてしまった。新聞を読んだら、列車に飛び込み自殺したのは高校二年の男子生徒で17歳だった。地元の人に「東京でも人身事故(自殺)が多いが、こちらはどうなの」と聞いたら、やはり「多い」とのこと。日本全国「人身事故」だらけである。

そして16日の帰りの便。新千歳空港は、朝から大雪で滑走路も雪に覆われていた。午前10時発のJAL便に搭乗し、駐機場で1時間近く待たされたが、私が乗った便は、無事離陸した。機内のモニターTVで滑走路が写されていたが、ほとんど視界がない状態。「これでよく飛べるものだ」と一抹の不安を感じたところだった。ところが、東京に着いてから、ニュースを知って驚いた。私が乗った便と同じ時間に空港で駐機していたJAL機が、管制官の指示を取り違え、滑走路に他の飛行機がいたのに離陸を開始し、あわや衝突という事態が起きていたのだ。

機長は管制官からの「expect immediately take-off」(すぐ離陸できるように待機せよ)を「immediately take-off」(すぐに離陸せよ)と聞き間違えたらしい。聞き間違えた理由は、「早く飛ばなければ」とあせった機長の心理状況にあったのではないか。JR尼崎事故でも運転士が、処分を恐れ「遅れを取り戻せねば」というプレッシャーの中で無理にスピードを上げたわけだが、飛行機の機長にかけられている「定時運行のプレッシャー」も相当のものだろう。過密ダイヤを強いられ、余裕がないのである。私も東京に飛行機が着いてわかったのだが、東京で乗り換えて次の目的地に行く客がけっこう多い。そうすると、最初の便が遅れると乗り継ぎができない客がでてくることになる。機長がとにかく早く飛びたい、早く飛びたい、という一心だったに違いない。

もし「離陸ストップ」の管制官の指示が間に合わなかったら、ジャンボ機衝突による大惨事が発生し、私はパニックの現場にいたはずだ。考えただけでゾッとする。金儲け優先のゆとりのない効率経営は、危険と隣り合わせ。本当に危ない日本になったものだ。(ラビ)

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2008年2月 3日 (日)

がんもそんなに悪くない

080203_1808 「週刊金曜日」を愛読しているが、最近読んだ記事で一番よかったのが1月25日号の「がんもそんなに悪くない」(昇幹夫)である。一昨年、身近な人がそれまで元気だったのに、突然ガンを宣告され、半年の闘病の末、亡くなったのを目の当たりにした。それがきっかけでガンに関する本をいくつも読んだ。自分がなったらどう対処するのが一番いいのか。「抗ガン剤」はいいのか悪いのか。書物によって見解はちがい、よくわからないのが現状だ。そんななか、この「週刊金曜日」のたった1ページの記事は、ガンの発生原因から対処方法、考え方までわかりやすく書いてあり、ストンと落ちた。以下、出だしだけ紹介しよう。「今、医学が進んだといっても、三人に一人ががんで亡くなり、次に多いのが心筋梗塞と脳卒中です。心臓発作による突然死は言いたいことも言えないでハイ終わり、脳卒中は助かっても半身不随。それに比べ、がんになると、まわりが同情してくれるし95%は痛みもとれる、残された時間もそこそこあるということからすれば、そう悪くないと思いませんか」。核心部分は、購入して読んでね。(ラビ)

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