お墓のことば
撮影の仕事で、できたばかりの千葉の霊園をたずねた。旧来のイメージを覆すようなバラに囲まれた公園のような霊園である。建立されたばかりの墓石をみると、文字が書いてある。最期の場所に残す言葉とはなんなのか、興味をそそられてメモをした。一番多かったのが「絆」「ありがとう」「和」「やすらかに」。ほかには、「仁」「来てくれてありがとう」「思いやり」「Rest in Peace」「Love」などがあった。ユニークだったのは「おお空に舞う」(写真)、そして「オッス!」というものもあった。個性があふれていて、なにか楽しくなってくる(不謹慎!)。自分だったらどんな言葉を記すだろうか。墓誌をみると、1歳でなくなった人もいて驚いた。そして50代もかなり多い。「この人は、私と同じ年の生まれだ、それなのにもう死んでいる!!」。お墓は、人生が確実に終わることを教えてくれる。だからすごく謙虚になる。一般社会では、競争・差別・戦争があたりまえだが、墓石に「競争」「優秀」「勝利」などという文字はひとつもない。「人間って本来は優しいんだ」、あたたかい気持ちにさせられた。(ラビ)
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