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2007年6月14日 (木)

映画『特攻・TOKKO』のすごさ

0614 たまたまきょう試写会で、ドキュメンタリー映画『特攻・TOKKO』を見た。これはすごい映画だった。話の内容は、約4000人といわれた戦争末期の「神風・特別攻撃隊」の話である。突撃はしたもののトラブルなどで生還した4人の元特攻隊員のインタビューを軸にしながら、当時の記録フィルムをふんだんに使い、あの戦争を「追体験」させてくれる。戦争とは何なのか。死、そして生きるとは。若い人には絶対見てほしいし、戦争を忘れて再び鈍感になってきている大人たちにも見てほしい。映画の主人公は反戦・厭戦の立場の人ではなく、「天皇と国のために命をささげることを当然」と思わせられた人たちである。それだけに彼らの語る「戦争」はリアルだ。元特攻隊員の口から、問わず語らず出てくる天皇批判。「あと半年早く終戦を決断してくれたら、何十万という人が死なずにすんだ」。この言葉はグサッとくる。日本の映画だったら、自己規制でカットしそうなところを、アメリカの日系二世リサ・モリモトさん(写真右・左はプロデューサーのリンダさん)は見事に引き出した。でもこの映画は「反戦映画」という狭い枠組みにはなっていない。そこがすごい。右の人も左の人も一緒にみてディスカッションできるし、試写会の会場発言にもあったが、「自衛隊や遺族会に見てほしい」作品だ。ともかく、映画『特攻』は、国家主義を強めるいまの日本に、間違いなく大きなインパクトを与えるだろう。7/21より渋谷で公開。(ラビ)

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